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花やっこの世界

わたくしの創作と冒険

フレッシュにんじんサラダのつくり方(花やっこオリジナルレシピ)

こころのさけび

ゆうがたにお腹がすいて、冷蔵庫をあけたら、にんじんと目があいました。

そのとき、体ぜんたいが、「ウオー!にんじんください!にんじんにんじん!」ともうれつな要求を示しました。

とにかく、にんじんだ。と感じ、せんぎり、わぎり、ぶつぎりなどもてるかぎりの技術を駆使して切りました。

にんじんからはフレッシュがあふれています。スーパーで買ったとくにふつうのどこにでもいるようなにんじんですが、台所で1対1で向き合うこの時、たったひとつのとくべつな存在になります。

そして、流しの下に隠し持っていたツナ缶を、あらゆる形に分解されたにんじんにまとわりつかせます。しお、こしょう、マヨネーズなどおなじみのメンバーによって、魅力をひきたたせます。

衝動というものはとつぜんあふれます。わたしはいつの時代もうちがわを観察して、激動の荒波をのりこえてきました。衝動がつぎの一歩を指し示してくれます。

わたしが今までに乗り越えた荒波とは、会社にいないといけない時間にふとんの中にいたとか、何もないところで転んで顔面を地面にこすりつけたなどです。あの時はけっこう大変でしたね。)

にんじんサラダはわたしをどこへ連れて行ってくれるのでしょうか。

 

せんぎり、わぎり、ぶつぎりなど入り混じったサラダは口の中がとても楽しいです。

2本分のにんじんをお腹のなかにしまいこみました。台所で向き合っていたにんじんはいま

わたしを動かすエネルギーとなるのです。お腹にその存在を感じます。

 

スーパーで見かけたときからにんじんのことが気になっていたのです。にんじんとわたしはひとつの存在となりこれからも荒波を乗り越えていくことでしょう。気になる、というすぐに消えてしまいそうな感覚をたいせつにしたいです。

 

                       おわり。